花粉症の治療としては、内服治療で抗アレルギー薬の眠気の少ないものを花粉飛散開始前から使用すると眠気の少ない薬で乗り越えられることも多いです。
花粉症はヒスタミンという物質がその症状を生じさせるためと言われていたのですが、ヒスタミンがなくても、その受容体という部分が構成的活性化状態となり、症状を起こさせてしまうため、構成的活性化を抑える目的で花粉が飛び始める前に初期治療(1月ごろからの早めの内服もしくは点鼻薬治療)を行うと、症状がひどくならなくて済むようです。
しかし、どうしても大量飛散時や、炎症が強くなったしまった後は点鼻薬や数種類の薬剤を併用することもあります。
眠くならない治療としては、小青竜湯のような漢方薬や点鼻薬の使用も行います。
また鼻閉の強い場合などではレーザー治療で鼻の粘膜を焼灼する方法も眠気はなく比較的簡便です。
当院では月曜から木曜午前中11時にレーザー治療を行っております。
費用は保険三割負担で10000円程度、時間は30分程度です。
血をサラサラにする薬をお飲みの方や局所麻酔薬にアレルギーのある方、肝臓・心臓などに持病のある方は治療をお受け出来ない場合がございます。
新宿耳鼻咽喉科